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2025.10.20

老老介護とは?現状・問題点から予防策・相談先まで解説

老老介護とは?現状・問題点から予防策・相談先まで解説

「老老介護、うちも他人事じゃないかもしれない…」「高齢の両親だけで大丈夫だろうか?」

そんな不安を感じていませんか?

日本の超高齢化が進む中、「老老介護」は多くの人にとって身近な課題となっています。介護する方もされる方も高齢者という状況は、心身共に大きな負担となりがちです。しかし、ひとりで悩んではいけません。地域包括支援センターへの相談やご家族間の協力など、利用できる支援の選択肢は多くあります。

この記事では、老老介護の現状や問題点、そして今すぐできる対策をわかりやすく解説します。ぜひ最後までお読みください。

老老介護とは?介護する側と受ける側どちらも65歳以上

老老介護とは、介護をする人と介護を受ける人が、共に65歳以上の高齢者である状態のことです。

例えば、以下のようなケースが老老介護にあたります。

  • 高齢の夫が、認知症の妻を介護する
  • 高齢の妻が、寝たきりになった夫を介護する
  • 70代の子どもが、90代の親を介護する
  • 高齢の兄弟姉妹が、互いに支え合い生活している

近年では、介護者・被介護者の双方が75歳以上の後期高齢者である「超老老介護」と呼ばれるケースも増えており、より深刻な状況として注目されています。

老老介護の現状について

ここでは、老老介護の現状について詳しく解説します。具体的には、

  • 老老介護の割合
  • 増えている原因
  • さらに深刻な認認介護とは?

の3つです。それでは、順番に解説していきます。

老老介護の割合

老老介護の割合は年々増加しており、深刻さはデータにも表れています。厚生労働省の調査によると、同居家族が介護を担う世帯のうち、介護者・被介護者共に65歳以上である「老老介護」の割合は63.5%に達しました。

さらに深刻なのは、介護者・被介護者共に75歳以上である「超老老介護」の割合も35.7%に上っていることです。約20年前の2001年では、老老介護が40.6%、超老老介護が18.7%だったことからも、介護者の高齢化が急速に進んでいると分かります。

【参考】厚生労働省「 2022(令和4)年 国民生活基礎調査の概況 」(P.25)

増えている原因

なぜ、これほどまでに老老介護が増えているのでしょうか?主な原因としては、以下の3つが挙げられます。

社会の高齢化

日本の平均寿命が延び、80代、90代まで長生きする方が増えました。それに伴い、介護が必要な期間も長期化する傾向にあります。

結果として、介護が必要な親世代が高齢化するのと同時に、介護を担う子の世代も60〜70代と高齢になっているケースが増えているのです。

核家族化の進行

3世代の同居が減少し、夫婦のみ、あるいは単身の高齢者世帯が増加しています。家族構成の変化により、身近に頼れる若い世代がいないため、高齢の配偶者や兄弟姉妹が介護を担っているケースが多くなっているのです。

価値観・心理的な要因

高齢世代の中には、「他人に迷惑をかけたくない」という意識が強い場合があります。また、排泄や入浴の介助を他人に頼むことに抵抗を感じ、外部の介護サービスの利用をためらうケースも少なくありません。

さらに深刻な認認介護とは?

特に注意が必要なのが「認認介護(にんにんかいご)」です。これは、認知症の高齢者が、同じく認知症の高齢者を介護している状態を指します。

2019年に実施された国民生活基礎調査では、介護が必要となった原因の第1位は認知症です。介護者自身が認知症を発症し、結果的に認認介護になってしまうケースも少なくありません。

認知症の症状があると、以下のような心配があります。

  • 薬の飲み忘れ・飲み間違い
  • 栄養管理の偏り
  • 金銭管理ができない(詐欺などのリスクも)
  • 火の不始末
  • 体調の変化に気づきにくい、緊急時の対応ができない

以上のように、日常生活を送ることや健康を維持するのが難しくなり、命に関わる危険性も高まります。これは老老介護の中でも深刻な状況であり、周囲のサポートが不可欠な状態と言えるでしょう。

認知症の症状や対応については、こちらの記事で詳しく解説しています。
→「 認知症とはどんな病気?原因・症状から必要なケアや予防法についても解説

【参考】厚生労働省「 2019年 国民生活基礎調査の概況 」(P.24)

何が大変?老老介護が抱える問題点について

老老介護には、さまざまな困難やリスクが伴います。ここでは、老老介護が抱える問題点について解説します。

身体的・精神的負担

高齢になると、体力や筋力は衰えていくものです。しかし、介護は、多くの場面で体力や筋力を必要とします。

例えば、ベッドからの起き上がりや入浴の介助は、高齢の介護者にとって大きな負担となります。無理をすれば、介護者が腰を痛めたり、転倒して骨折したりするなど、介護事故につながる危険性も高まるのです。

精神的な負担も深刻です。終わりが見えない介護生活の中で、自分の時間や趣味、友人との交流などが失われ、社会的に孤立しやすくなります。「いつまで、この生活が続くのだろう」という不安やストレスが積み重なり、不眠や食欲不振、気分の落ち込みといった「介護うつ」の状態に陥ってしまうケースも少なくありません。

経済的負担

老老介護世帯では、年金収入のみで生活しているケースが多く、経済的に余裕がない場合があります。介護保険サービスでは自己負担は軽減されますが、それでも介護が長期化すれば家計の圧迫は避けられません。

最も避けたい「共倒れ」のリスク

老老介護で最も懸念されるのが「共倒れ」です。介護疲れや自身の病気などによって介護者が体調を崩してしまい、日常生活が困難になってしまう状態を指します。

また、介護者が精神的に追い詰められた場合、ネグレクト(介護放棄)や虐待といった悲しい事態につながってしまう可能性も否定できません。共倒れは、老老介護が抱える最大のリスクと言えるのです。

ひとりで抱えないで!相談先やサポートについて

老老介護は、ひとりで抱え込まず、積極的に周囲のサポートを求めることが大切です。

地域包括支援センター

まずは「地域包括支援センター」に相談しましょう。地域包括支援センターは、高齢者の健康や介護などに関する悩みを無料で相談できる公的な相談窓口です。

地域包括支援センターには、保健師や社会福祉士、主任ケアマネジャーといった専門職が配置されています。介護に関する悩みや心配事、悪質商法からの保護などについても幅広く相談可能です。

「どこに相談したら良いか分からない」という場合は、まずお近くの地域包括支援センターに連絡してみましょう。

介護保険サービスを利用する

介護者の負担を軽減するために、介護保険サービスを活用しましょう。要介護認定を受けると、費用の1〜3割の負担でサービスを利用できます。

介護保険サービスには、以下のようなものがあります。

  • ホームヘルパー
  • デイサービス
  • ショートステイ
  • 福祉用具のレンタル・購入、住宅改修など

「どのサービスを、どのくらい利用するか」といった具体的な計画は、ケアマネジャーが、ご本人やご家族の状況やご希望を聞きながら作成します。

介護保険サービスについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
→「 介護にはどんな種類がある?高齢者に合わせた介護サービスを選択しよう

ご家族・ご親族に頼ることも大切

家族会議を開いて、ご家族・ご親族と状況を共有し、どのように協力し合えるかを話し合うのも良い方法です。ひとりで抱え込まず、兄弟姉妹などに現状を伝え、サポートをお願いしましょう。

直接的な介護が難しくても、以下のような支援を受けられる可能性はあります。

  • 定期的に見守りや話し相手になってもらう
  • 買い物や通院に付き添ってもらう
  • 介護費用の一部を援助してもらう

以上のような形で協力してもらうことが考えられます。正直に「助けてほしい」と伝える勇気を持つことも大切です。

老老介護にならないために、今からできること

ここでは、老老介護を避けるために、今からできること3つをご紹介します。具体的には、

  • 健康寿命を延ばす生活習慣
  • 元気なうちから家族会議を
  • 将来の選択肢として介護施設も知っておく

の3つです。それでは、順番に解説していきます。

健康寿命を延ばす生活習慣から始めよう

老老介護を予防するためには、介護が必要な状態にならないよう、健康寿命を延ばすことが大切です。まずは、以下のように、毎日の生活習慣を見直すことから始めましょう。

  • バランスの取れた食事をしっかり摂る
  • ウォーキングや軽い筋トレなど、定期的に運動する
  • 仕事や趣味、ボランティア活動など社会と関わる

また、定期的に健康診断を受け、病気の早期発見・治療につなげることも大切です。

健康寿命を伸ばすための予防・対策については、こちらの記事で詳しく解説しています。
→「 高齢者のサルコペニアとは?予防と対策で健康寿命を延ばそう

元気なうちから家族会議を

介護は突然始まることもあります。ご家族が元気なうちに、将来について話し合っておくことが大切です。

  • もし介護が必要になったら、どこで誰に介護してほしいか?
  • 介護にかかる費用はどうするか?
  • 延命治療など、終末期の医療に関する希望は?など

こうした点を事前に話し合っておくと、緊急時に慌てず対応でき、家族間のトラブルを防げます。エンディングノートなどを活用するのも良いでしょう。

将来の選択肢として介護施設も知っておく

在宅での介護が難しくなった場合の選択肢として、介護施設への入居があります。介護施設の種類は多く、特徴や費用もさまざまです。

「施設に入るのはまだ先のこと」と考えていても、元気なうちからどのような施設があるのか、費用はどのくらいかといった情報を集めておくと、いざという時に冷静に判断しやすくなります。選択肢を知っておくことは、将来への安心感にもつながります。

介護施設については、こちらの記事で詳しく解説しています。
→「 一覧表ですぐに分かる!介護施設の種類と特徴について解説

まとめ

超高齢社会の日本において、老老介護は、多くの人に関係する問題です。介護する側もされる側も高齢であることから、身体的・精神的・経済的な負担が重くなりやすく、「共倒れ」のリスクも抱えています。

大切なのは、問題を正しく理解し、ひとりで抱え込まずに周囲のサポートを求めることです。

  • まず地域包括支援センターへ相談する
  • 介護保険サービスを活用し、負担を軽減する
  • ご家族やご親族と協力し、チームで支え合う
  • 元気なうちから健康づくりを心がけ、将来に備えて話し合う

介護はひとりでするものではありません。社会全体で支え合うものです。利用できる制度やサービスを最大限に活用しましょう。

この記事が、老老介護に対する不安を和らげ、相談や行動へと踏み出すきっかけになることを願っています。

この記事の監修者
北村 昌枝
介護支援専門員

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