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介護にはどんな種類がある?高齢者に合わせた介護サービスを選択しよう
ご家族がこれから受ける介護サービスを選んでいる方の中には「介護サービスってどんな種類があるの?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
介護サービスの種類は非常に多く、最初は混乱してしまうこともあるかもしれません。そこで、本記事では、主に介護保険で利用できる介護サービスの種類とその概要について解説します。
現役介護福祉士が教える介護の種類
まずは、介護サービスの種類について把握しましょう。
介護サービスは、どこでサービスを受けるかによって施設サービスと居宅サービスに大別され、細かく分けると26種類のサービスが存在します。
施設サービスは、生活の場を自宅から施設に移し、施設で生活していく場合に利用するサービスを指します。一方で居宅サービスは、訪問介護やデイサービスなど自宅でサービスを受けたり、自宅から通ってサービスを受けたりする場合に利用する介護サービスを指します。
さらに、居宅サービスと施設サービスを組み合わせて、住み慣れた地域で介護が受けられるように支援する地域密着型サービスというものもあります。
要介護者や家族の事情に合わせて、様々なサービスを組み合わせて介護を受けるのが一般的です。
施設介護サービスとは?
施設介護サービスとは、介護保険施設に入所して、受けることのできる介護サービスのことを指します。
介護保険施設には以下の4つの種類があり、受けられる介護サービスの内容がそれぞれ異なります。
- 介護老人福祉施設
- 介護老人保険施設
- 介護療養型医療施設
- 介護医療院
また、これらの施設を利用する際は介護保険が適用され、比較的安く利用できるメリットがあります。運営母体は社会福祉法人や医療法人に限られており、公的な施設の位置付けです。
施設介護サービスの種類とそれぞれの概要
上記の介護保険4施設について、それぞれの概要を解説します。
|
施設種別 |
概要 |
|---|---|
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介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム) |
特養とも呼ばれます。65歳以上で、要介護3以上の方が入所できますが、要介護1、2の方も入所できる場合もあります。 |
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介護老人保健施設 |
老健とも呼ばれます。要介護1以上の方が対象の施設です。医療機関での治療が終了し、状態が安定している人が自宅や施設に戻るための療養やリハビリを行う施設です。 |
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介護療養型医療施設 |
要介護1以上の方が対象です。 |
|
介護医療院 |
医療的ケアが必要な方が入居する施設であり、要介護1以上の方が対象です。 |
施設介護サービスのメリット
続いて、施設介護サービスを受けるメリットについて解説します。施設で介護サービスを受けるメリットは主に次の3つです。
- 家族の負担が軽減される
- 24時間介護が受けられる
- 本人が他者との関わりを持てる
1番大きなメリットは、やはり家族の負担が大幅に軽減されることでしょう。介護から離れる時間を作ることができ、プロに任せられるのはとても大きなポイントではないでしょうか。また、介護施設は24時間365日稼働しているため、昼夜問わず介護が受けられるのも魅力です。
施設介護サービスのデメリット
一方で施設介護には少なからずデメリットも存在します。
- コロナ禍で面会しづらい
- 集団生活が合わない場合もある
最近は、Skypeやzoomを用いたオンライン面会などを実施している施設が多くなってきましたが、新型コロナウイルス感染症の影響で直接顔を合わせる面会に制限がかかっている状況が続いています。
また、集団生活で周りと合わせて生活することに苦痛を感じる方の場合は、施設サービスが不向きな場合も考えられます。
居宅介護サービスとは?
居宅介護サービスとは、自宅で暮らしながら受けることのできる介護サービスの総称です。訪問介護を利用して自宅でサービスを受けるだけでなく、デイサービスなど自宅から通って介護サービスを受ける場合や、ショートステイなど短期間の泊まりで利用する介護サービスがこれにあたります。
介護保険が適用される施設サービスは4種類のみでしたが、居宅介護サービスは非常に種類が多いです。
居宅介護サービスの種類とそれぞれの概要
居宅介護サービスの種類を一覧表で確認してみましょう。
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サービス名 |
概要 |
|
訪問介護 訪問入浴介護 訪問看護 訪問リハビリテーション 居宅療養管理指導 |
自宅で過ごしながら、必要に応じて、食事・入浴・排泄など生活全般の介護や看護が受けられます。また、リハビリや食事・服薬などの指導を受けることもできます。 |
|
通所介護 通所リハビリテーション |
自宅から通い、生活全般の介護が受けられます。また、レクリエーションやリハビリなども行われており、施設によって特色が異なります。 |
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短期入所生活介護 短期入所療養介護 |
ショートステイと呼ばれます。1泊〜数週間利用でき、家族のレスパイト(休養)目的でも利用されます。 |
|
特定施設入居者生活介護 |
厚労省が定める基準を満たし、都道府県の指定を受けた有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅で生活することを指します。 |
|
福祉用具貸与 |
杖や歩行器、手すりなどの選定や取付・調整などを行います。 |
|
特定福祉用具販売 |
排泄や入浴など、貸与では使用できない福祉用具の販売です。 |
|
住宅改修費支援 |
要介護者が自宅で生活するために必要な修繕費の9割ほどが支給されます。 |
居宅介護サービスのメリット
続いて、居宅サービスを受けるメリットについて解説します。居宅介護サービスの主なメリットは次の3つです。
- 本人が住み慣れた場所で過ごせる
- 必要なサービスを選択し自由に組み合わせられる
- 行動の自由度が高い
住み慣れた場所で、落ち着いて生活ができ、行動に制限がないのが最大のメリットでしょう。また、本人の状況に合わせて必要なサービスを自由に選択できるのも居宅サービスならではのポイントです。
居宅介護サービスのデメリット
一方で、居宅介護サービスには以下のようなデメリットもあります。
- 配偶者や子など、介護者の負担が大きい
- 不測の事態への対応が遅れる可能性が高い
自宅で介護をする場合、常にサービスを利用するわけではないため、家族への負担が大きくなりがちです。さらに、体調の急変など不測の事態に対応しきれないのも主なデメリットであると言えるでしょう。
要介護者の状態や家族の状況を考慮して、利用するサービスを選択する必要があります。
地域密着型サービスの概要
地域密着型サービスとは、認知症を患った高齢者が住み慣れた地域で過ごしていけるように支援する仕組みのことを指します。2006年4月に創設されたサービスであり、市町村が指定した事業者のサービスを受けることができる仕組みです。対象者はその地域に住む被保険者であり、サービスの規模が小さく、個々のニーズに合わせたきめ細かい要望に対応しやすいのが特徴です。
施設・通所・訪問、これらを組み合わせた複合サービスがあります。
住み慣れた地域で、顔馴染みのスタッフのケアを受けたいと考える方におすすめのサービスと言えるでしょう。
介護保険適用外サービスについて
最後に介護保険適用外サービスについて解説します。
介護保険が適用されるサービスの範囲は、介護保険法で厳しく決められているため、様々な制約があります。そこで、介護保険でカバーできない部分を補う形で存在するのが保険適用外サービスです。費用が高額になるイメージを持たれている方もいるかもしれませんが、市区町村が提供しているサービスもあり、助成金が出る場合もあります。サービスの種類やその範囲を把握して、上手く活用すると良いでしょう。
まとめ
本記事では、介護サービスの種類とその概要や特性について解説しました。介護サービスは、その種類によって、受けられるサービス内容が異なります。多くの種類が存在するため、どれを選択すべきか判断に迷ってしまうこともあるでしょう。
そんな時は無理矢理決めてしまわず、担当のケアマネや地域包括支援センターなどに相談することをおすすめします。
各介護サービスの特徴を把握し、要介護者と介護者双方が快適に過ごせる方法を選択しましょう。
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