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要介護につながる病気と症状
2025.03.03

高齢者に多い病気の特徴と要介護になりやすい原因を解説

高齢者に多い病気の特徴と要介護になりやすい原因を解説

「高齢の家族は、どんな病気にかかりやすいのだろう」
「どうすれば、元気に過ごしてもらえるだろうか」

このようなお悩みはありませんか?

加齢に伴い、病気のリスクは高まります。さらに、病気がきっかけで介護が必要となるケースも少なくありません。大切なご家族の健康を守り、介護の負担を軽減するためには、早めに対策することが重要です。

この記事では、高齢者に多い病気の特徴や原因、要介護状態になりやすい病気と予防法について分かりやすく解説します。ぜひ最後までお読みいただき、ご家族の健康管理にお役立てください。

高齢者における病気の特徴について

ここでは、高齢者における病気の特徴3つを紹介します。具体的には、

  • 複数の病気にかかりやすい
  • 重篤化しやすい
  • 一般的な症状とは異なるケースが多い

の3つです。それでは順番に解説していきます。

複数の病気にかかりやすい

高齢者は、加齢による免疫力の低下や身体的な変化により、複数の病気を同時に発症する傾向があります。例えば、高血圧や糖尿病、脂質異常症といった生活習慣病を併発するケースは少なくありません。

心臓病や脳卒中、認知症など、加齢と関連の深い病気も、高齢になるほど発症しやすくなります。そして、これらの病気は互いに影響し合うことが多く、例えば糖尿病は心臓病のリスクを高めます。その結果、複数の病気を同時に患うことで、健康状態がさらに悪化する恐れがあるのです。複数の病気は治療を難しくし、医療管理が複雑になります。

【参考】厚生労働省「糖尿病に関する留意事項」(P.53)

重篤化しやすい

高齢者は、病気が重症化しやすい傾向にあります。その理由として、加齢に伴う体の機能低下、特に免疫機能の低下が挙げられます。若い頃は自然に治っていたような風邪や、軽度の胃腸炎でも、高齢者では肺炎や脱水症状になることも少なくありません。また、体力の低下から回復が遅れることもあります。

複数の疾患を抱えていることも多く、一つの病気が他の病気に悪影響を及ぼし、重症化を招くことがあります。そのため、日頃からの健康管理が重要です。体調の変化を見逃さず、早期発見・早期治療を心がけましょう。

一般的な症状とは異なるケースが多い

高齢者の病気は、典型的な症状が現れにくいケースが多いです。例えば、感染症にかかっても、発熱が見られないこともあります。また、胸の痛みを訴えずに心筋梗塞を発症したり、咳や痰の症状を伴わずに肺炎を発症したりするケースもあります。これは、加齢により痛みや身体の変調を感じにくくなることが原因のひとつです。

いつもより元気がない、食欲がない、口数が少ないといった変化は、何らかの病気のサインかもしれません。いつもと違う様子が見られたら、早めに医療機関に相談しましょう。

【参考】公益社団法人東京都医師会「介護職員・地域ケアガイドブック.高齢者の身体と疾病の特徴

高齢者が病気になりやすい原因について

ここでは、高齢者が病気になりやすい原因4つを紹介します。具体的には、

  • 身体機能の低下
  • 臓器の老化
  • 生活習慣の影響
  • 慢性疾患の影響

の4つです。それでは順番に解説していきます。

身体機能の低下

加齢に伴い身体機能が低下すると、病気にかかりやすくなります。特に、筋肉量の減少や筋力低下は「サルコペニア」と呼ばれる状態を引き起こし、日常生活に支障をきたすことがあるのです。バランス感覚や骨密度が低下することで、転倒しやすくなり、その結果、骨折などの怪我を負いやすくなります。

また、免疫機能の衰えも見過ごせません。免疫機能が低下することで、感染症への抵抗力が弱まり、風邪やインフルエンザなどの病気にかかりやすくなります。例えば、軽い風邪が肺炎に発展し、重篤な状態になるケースも少なくありません。

臓器の老化

年齢を重ねると、臓器も老化し機能が低下するため、病気のリスクが高まります。心臓や肺、腎臓などの臓器は、若い頃と比べて働きが弱くなるのです。

例えば、心臓のポンプ機能が低下すると、血液の循環が悪くなり、動悸や息切れ、むくみなどの症状が現れやすくなります。また、肺の機能が低下すると、酸素を取り込む力が弱まり、少し動いただけで息苦しさを感じるようになります。

生活習慣の影響

長年の生活習慣は、病気の発症に大きく影響します。例えば、若い頃からの喫煙習慣は、肺がんや慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの呼吸器疾患のリスクを高めます。

また、高カロリー・高脂肪の食事を長年続けていると、脂質異常症や糖尿病、高血圧などの生活習慣病が発症することも少なくありません。さらに、運動不足は筋力低下や肥満の原因となり、関節痛や心臓病、脳卒中のリスクを高める可能性があります。このように、過去の生活習慣は高齢期の健康状態に大きな影響を及ぼすのです。

慢性疾患の影響

高齢者の慢性疾患は、新たな病気のリスクを高めます。例えば、糖尿病を患っている方は、そうでない方に比べて、感染症や心臓病、脳卒中などにかかるリスクが高くなります。これは、糖尿病によって免疫力が低下したり、血管が傷つきやすくなったりするためです。

また、高血圧症の方は、心臓に負担がかかり続けることで心不全を起こしやすくなりますし、脳出血のリスクも高まります。このように、慢性疾患は他の病気と相互に影響し合い、高齢者の健康状態を悪化させる要因になるのです。

【参考】公益財団法人長寿科学振興財団 健康長寿ネット「高齢者の身体的特徴

高齢者が要介護状態になる原因トップ5を解説

ここでは、高齢者が要介護状態になる原因トップ5を紹介します。具体的には、

  • 認知症
  • 脳血管障害(脳卒中)
  • 骨折・転倒
  • 加齢に伴う心身の衰え(フレイル)
  • 関節疾患

の5つです。それでは順番に解説していきます。

①認知症

認知症は、高齢者が要介護の状態になる原因の中で最も多いものです。認知症は、脳の病気であり、記憶力や判断力などに影響します。特に、高齢者においてはアルツハイマー型認知症が最も多く見られ、症状が進行すると日常生活に支障をきたすことが多くなります。

具体的には、物忘れがひどくなったり、時間や場所が分からなくなったりする症状が現れます。そのため、食事、入浴、排泄といった基本的な動作でさえも、自分で行うことが難しくなることも少なくありません。

現在のところ、認知症の完治は難しいとされていますが、適切な治療やケアを行うことで、症状の進行を遅らせ、生活の質を維持することが可能です。

【参考】政府広報オンライン「知っておきたい認知症の基本

②脳血管障害(脳卒中)

脳卒中は、脳の血管が詰まったり破れたりすることで、脳に十分な血液が送られなくなり、脳細胞が損傷を受ける病気です。急に発症し、命に関わることも少なくありません。また、一命を取り留めても、手足の麻痺や、ろれつが回らないなどの言語障害といった後遺症が残ることが多く、日常生活に大きな影響を及ぼします。

脳卒中は、主に次の3つに分けられます。

  • 脳梗塞:脳の血管が詰まるタイプ
  • 脳出血:脳内の血管が破れるタイプ
  • くも膜下出血:脳の表面の血管が破れるタイプ

脳卒中は、早期発見・早期治療が非常に重要です。「言葉が出にくい」「手足に力が入らない」などの症状が突然現れた場合は、ためらわずに救急車を呼びましょう。

【参考】厚生労働省「みんなで知ろう! からだのこと

③骨折・転倒

高齢者の転倒は、骨折を引き起こし、要介護状態になることがあります。高齢になると、骨がもろくなる骨粗しょう症や、身体のバランスを保つ機能の低下などにより、転倒しやすくなるのです。そして、転倒した際に骨折してしまうリスクが高くなります。特に、大腿骨頸部骨折(太ももの付け根の骨折)や脊椎圧迫骨折(背骨の骨折)などが多く見られ、寝たきりや要介護状態の原因となることも少なくありません。

骨折すると、入院や手術が必要となる場合も多く、身体的にも精神的にも大きな負担となります。さらに、長期の安静臥床(ベッドで寝たきりの状態)により、筋力低下や関節拘縮(関節が固まって動かなくなること)、床ずれなどの合併症を引き起こすリスクもあります。

④加齢に伴う心身の衰え(フレイル)

「フレイル」とは、特定の病気ではなく、加齢に伴って身体的、精神的な機能が全体的に低下した状態のことです。日常生活における活動量が減少し、疲れやすくなったり、食欲が低下したりするなどの症状が見られます。

国立長寿医療研究センターによると、以下の5つのうち、3つ以上当てはまると「フレイル」と評価されます。

  • 歩行速度の低下: 歩く速度が遅くなる。運動器の障害や心肺機能の低下、脳・神経の病気、貧血などが原因の可能性があります。
  • 疲れやすい: 身体が疲れやすくなったり、何かをすることが億劫になったりする。心の病気や、身体を消耗させる病気、心肺機能の低下が原因の可能性があります。
  • 活動性の低下: 意欲の低下や抑うつ、移動能力の低下などが原因。引っ越しや退職を契機に社会的な付き合いが変化し、活動性が低下することもあります。
  • 筋力の低下: 加齢による影響以外にも、筋肉を使わないことや病気、薬、栄養不足による衰えも考えられます。
  • 体重減少: 意図しない体重減少は注意すべきサインです。特に、半年で5%以上の体重減少は、消耗性疾患や悪性腫瘍などの可能性も考えられます。

上記は、互いに関連し合い「フレイルサイクル」という悪循環を形成し、健康寿命に影響する可能性があります。

【参考】国立研究開発法人 国立長寿医療研究センター「フレイルの原因は?

⑤関節疾患

関節のトラブルも、介護が必要となる要因の一つです。特に「変形性関節症」と呼ばれる、関節のクッションである軟骨がすり減り、痛みや動かしづらさを生じる病気は、多くの高齢者が持つ悩みです。膝や股関節などに発症し、歩行や立ち座りといった、日常の何気ない動作に支障をきたします。

変形性関節症が進行すると、関節の可動範囲が狭まり、思うように体を動かせなくなります。その結果、誰かの手助けが必要となる、つまり介護が必要となる可能性が高くなるのです。関節のトラブルは、体を動かすこと自体を億劫にさせ、運動不足を招き、筋力低下などのリスクを高めることも多くあります。

【参考】国立研究開発法人 国立長寿医療研究センター「認知機能低下とフレイルおよび認知症と転倒」、厚生労働省「2022(令和4)年 国民生活基礎調査の概況」(P.36)

高齢者が病気を防ぎ、要介護状態を予防するために

ここでは、高齢者が病気を防ぎ、要介護状態を予防するためにできることについて解説します。具体的には、

  • 運動習慣をつける
  • バランスのとれた食事をとる
  • 社会活動へ参加する

の3つです。それでは順番に解説していきます。

運動習慣をつける

高齢者が健康を維持し、病気を予防するためには、日々の生活に運動を取り入れることが大切です。適度な運動は、体力の維持・向上だけでなく、心の健康にも良い影響を与えます。

例えば、ウォーキングやストレッチなどの軽い運動でも、筋力や関節の柔軟性を保ち、転倒予防につながります。気分転換やストレス解消にも効果的です。ヨガや太極拳なども、ゆっくりとした動きでバランス感覚を養い、転倒予防に効果が期待できます。

【参考】厚生労働省「健康長寿に向けて必要な取り組みとは?

バランスのとれた食事をとる

健康のためには、栄養バランスの良い食事を心がけることが基本です。年齢を重ねるとともに、体の様々な機能が変化し、若い頃と同じような食事では、必要な栄養素が不足したり、逆に特定の栄養素を摂りすぎてしまったりする可能性もあります。そのため、意識的に栄養のバランスを考えることが大切です。

特に意識して摂りたいのは、筋肉や骨の材料となる「たんぱく質」です。肉や魚、卵、大豆製品などに多く含まれます。また、体の調子を整える「ビタミン」や「ミネラル」も欠かせません。これらは、緑黄色野菜や果物、海藻などに豊富に含まれています。

【参考】厚生労働省「食べて元気にフレイル予防

社会活動へ参加する

高齢期を健康的に過ごすためには、心と体の両面からアプローチすることが大切です。社会とのつながりを持ち、自分に合った活動をすることで、心身ともに健康な状態を維持しやすくなります。

たとえば、地域の集会やサロンなどに顔を出してみるのも良いでしょう。同年代の人々と情報交換をしたり、おしゃべりを楽しんだりすることで、孤独感が和らぎ、安心感を得られます。大切なのは、興味や体力に合わせて、無理なく参加できる活動を見つけることです。社会とのつながりを楽しみながら、心身ともに健康な毎日を目指しましょう。

まとめ

高齢者は、身体機能の低下などが原因で、若い人に比べて病気にかかりやすく、重症化しやすい傾向があります。また、典型的な症状が現れにくいことも、高齢者の病気の特徴です。

要介護状態となる主な原因には、認知症や脳血管障害(脳卒中)、転倒による骨折、加齢に伴う心身の衰え(フレイル)、変形性関節症などの病気があります。これらを予防するには、日頃からの健康管理が重要です。適度な運動やバランスのとれた食事、社会活動への参加などを心がけましょう。

高齢者の病気は、「早めに見つけて、早めに治療する」ことが重要です。そのためには、普段から健康状態をよく観察し、いつもと違うと感じたら、ためらわずに医療機関に相談しましょう。自分自身の体としっかり向き合い、健康管理に取り組むことが大切です。

この記事の監修者
北村 昌枝
介護支援専門員

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