ご入居者の笑顔を生む施設のアイデアコンテスト
ご入居者の毎日に、
もっと笑顔を
サニーライフとやわらぎ苑では、
2025年10月から約9か月をかけて
ご入居者の笑顔を生む施設のアイデアコンテスト
を開催しました。
全国158施設が参加し、
書類審査と全国12エリアでの予選会を経て、
12施設が決勝大会の舞台に立っています。
今回のコンテストで競ったのは、
個人の介護技術ではありません。
それぞれの施設が大切にしている想いと
ご入居者の毎日を
笑顔にするための取り組みです。
このページでは、決勝に進んだ
12施設の挑戦をご紹介します。
開催の背景
『笑顔』は誰か一人の
頑張りでは生まれない
このコンテストは、個々の職員ではなく「施設」として参加する形式をとりました。
代表を務めるのは生活サービス課のヘルパー。そこに1〜2名のサポート職員が加わり、一つのチームとして発表に臨みます。
エントリーシートを書き、発表の内容を練り上げる過程では、職種を越えた対話が欠かせません。普段はそれぞれの持ち場で働いている職員が、ご入居者の笑顔という一
つのテーマに向き合う。施設が一丸となって前向きに取り組む意欲を育てることも、このコンテストの大きなねらいでした。
規模と歩み
全国158施設から決勝の12施設へ
エントリーの受付から決勝大会まで、およそ9か月。全国の施設が積み重ねた歩みを数字で振り返ります。
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参加対象施設
158 -
予選進出施設
108 -
全国のエリア数
12 -
決勝進出施設
12 -
選考期間
9ヶ月 -
各施設の持ち時間
15分
審査の公平性
108施設の発表資料はすべて本部が制作
コンテストを設計するうえで最もこだわったのは、審査の公平性です。
担当したのは本部の教育研修室。各施設から届いた写真や動画をもとに、予選に進んだ108施設分のスライドをすべて組み上げました。
一括して制作した理由は、パワーポイントを使い慣れているかどうかで審査結果が左右されてはいけないからです。日々ご入居者と向き合っている職員が、資料作りの得手不得手で評価を下げることのないようにしました。
決勝大会に向けては、事前の打ち合わせと本番形式のリハーサルを重ねています。
本番前日まで細かな調整を続け、それぞれの施設の色が出る発表に仕上げました。
受賞4施設
決勝で心を動かした4つの取り組み
すべての出発点は、あるご入居者が、ふと漏らした一言でした。
ここにいても、楽しいことなんてない
海老名では以前、レクリエーションを義務のように受け止めている職員もいました。なかでも看護師は「命を守るのが自分の役割」という思いが強く、レクリエーションとの距離を測りかねていたといいます。
そこで海老名は、レクリエーションを多職種で分担する形に切り替えました。ヘルパーが企画とプロデュースを担い、看護師は医学的根拠のあるケアを受け持ちます。施設管理は舞台をつくり、事務所は思い出の写真を残す。全員が、それぞれの立場からレクリエーションをつくる形です。
ベッドの上で過ごすことの多いご入居者には、本物のいちごを用意して「いちご狩り」を体験していただきました。
あの日、私はレクリエーションが嫌いでした。でも今は胸を張って言えます。
レクリエーションは、命を守ることと同じくらい大切なケアです
こうした団結力が高く評価され、海老名は初代優勝施設に選ばれています。
きっかけは、コロナ禍の長い面会制限でした。
ご家族が抱えていたのは「会えない間、どのように過ごしているのだろう」という不安です。
羽村はその思いに、手作りの文化祭という形で応えました。
会場に並んだのは、レース編みや絵画、木彫りの作品。すべてご入居者が心を込めて仕上げたものです。当日は多くのご家族が来館し、元気でハツラツとしたご入居者の姿に涙ぐむ場面もありました。
職員が改めて気づいたのは、ご入居者が歴史を重ねてきた「人生の大先輩」であるということでした。
発表のなかでは、こんな言葉も語られました。
発表を担った人、展示を作った人、当日を支えた人、そして通常業務を必死に守り抜いた人。
誰一人欠けても、あの温かい文化祭は生まれませんでした
東大和が掲げたのは、職員一人ひとりの隠れた才能を活かすというテーマです。
元プロ力士の職員が中心となって開いた大相撲「芋窪場所」では、土俵入りから取組まで本場所さながらに再現。ゴルフ好きの職員はご入居者とパター対決に挑み、和太鼓と篠笛の演奏を披露した職員もいます。
決勝の発表は、15分の持ち時間ぎりぎりまで企画が次々と飛び出す密度の高いものでした。直前まで構成に悩み抜き、細部までこだわり抜いた内容です。イベントの引き出しの多さが、審査員の評価につながりました。
小規模な施設ゆえに、気持ちがすれ違って衝突してしまうことがある。木更津が向き合ったのは、そんな現場の葛藤でした。
掲げた合言葉は「人の悪い所より、良い所を見つけるプロになる」。取り組んだのは、職場のコミュニケーションを目に見える形にすることです。
一つは、その日の気分を示す「ごきげんワッペン」。もう一つは、感謝を伝え合う「いいね!ボード」。
深刻になりすぎず、愛らしいワッペンが心の負担をそっと軽くする仕組みです。
互いを認め合い、チームのために自分を開示できる。
そんな風土をつくり上げた姿は審査員の心に届き、社長による総評の場で急遽、審査員特別賞の授与が発表されました。
決勝進出8施設
決勝の舞台に立った8つの挑戦
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サニーライフ青葉笑顔を生み出すT.Tプロジェクト甲子園優勝校の取り組みをヒントに、日々の「ありがとう」を葉に見立てて模造紙へ貼る「Thank you Tree」。感謝を言葉にする文化が、職場の空気を大きく変えました。 -
サニーライフ草加1人にしない、入居者様に寄り添った傾聴・話し相手サービス元ベテラン介護士を傾聴とレクリエーションの専門スタッフに配置。授業形式のレク「サニーライフ学校」は40回を超え、施設に欠かせない催しへ育ちました。 -
サニーライフ大阪鶴見季節ごとの壁飾りやオブジェを作成手作りの鳥居や四季の装飾で、施設の中に一つの町をつくる試み。どのオブジェも、最後に命を吹き込むのはご入居者の役割です。 -
サニーライフ東京インターナショナルカフェTOKYO みんなで笑顔になれる場所80名を超える職員の多様性を強みに変えた多国籍カフェ。フィリピンの伝統舞踊の披露もあり、国を越えて笑顔が広がりました。 -
サニーライフ沼津108歳の笑顔が教えてくれた優しさの輪108歳の茶寿を迎えたご入居者のお祝いを、施設全体で実現。祝う側が生きる素晴らしさを教わる時間になりました。 -
サニーライフ新座駅前おにぎりと四つ葉の笑顔時間職員にもご入居者にも人を選ばないオリジナルカードゲーム。決勝では外国籍の職員2名が、練習を重ねた日本語でスピーチを届けました。 -
サニーライフ日吉ゆとりある職場づくりすれ違いざまに「大丈夫?」と声を掛け合う文化を育て 「ありがとう」「ごめんね」「思いやり」を日吉の心と定義。支配人自らがロールモデルとなりました。 -
サニーライフ札幌豊平札幌から日本全国名湯の旅へ入浴を渋られるという課題に応えたのは「楽しむ」ことへ視点をずらした温泉レクリエーション。お揃いのハッピで会場を沸かせました。
コンテストが生んだもの
競い合うことで生まれたつながり
「笑顔」をテーマに集まったアイデアには、イベントやレクリエーションにまつわる心温まる取り組みが数多く見られました。
そしてもう一つ、大きな成果と受け止めているものがあります。施設同士が互いに刺激し合い、良い意味での競争意識と連帯感が生まれたことです。
参加した施設はライバルでありながら、互いの成果を讃え合っていました。単なる業務研修の枠を超えた、前向きで明るい場になったといえます。
改めて実感したのは「笑顔の持つ力」でした。
今後の展望
コンテストで生まれたアイデアを全国の施設へ
今回集まったアイデアは全社で共有し、実際の施設運営に活かしていきます。
決勝に進んだ12施設の取り組みも、他の施設で形を変えながら広がっていく予定です。
今後はイベントに限らず、業務改善など幅広い分野からもアイデアを引き出せるよう、取り組みを進化させていきます。
サニーライフはこれからも、職員一丸となってご入居者に喜んでいただける環境づくりに取り組んでまいります。